大村克巳

Katsumi OhmuraPhotographer

1965年、静岡県に生まれる。
大学在学中から『PHOTO JAPON(福武書店)』に新鋭として紹介されるなど活動を始め、
1986年、日本広告写真家協会展(APA)で入選。同年、日本写真家協会展(JPS)でグランプリにあたる金賞を受賞する。また初めての個展を、東京と大阪のコダックフォトサロンにて開催している。
1987年、西武百貨店「アートスポット」やONE OH NINE「Gee Club」において精力的に作品を発表。同年フリーランスとなる。
1988年、京都プリンツにてヌーベルバーグシリーズ第1回目の作家として個展を開き、1989年にはパルコギャラリー主催の、「期待される若手写真家20人展(第1回)」に選出され出品をしている。
1992年に渋谷西武百貨店「美術画廊」でヌードをモチーフとした作品で個展を行い、同年の『コマーシャルフォト(玄光社)』では大村克巳特集が組まれている。
その後も年に1度のペースで作品展を行う一方、MTVのオフィシャルフォトグラファーとして"スティング""レニー・クラヴィッツ"をはじめとする海外有名アーチストの撮影に参加する。また、横尾忠則のアートブックの製作に携わり、福山雅治など音楽アーチストのプロモーションビデオ、CDジャケットも手がけている。
1996年には、フィリップモリス・アートアワードのファイナルセレクションに選ばれ、その作品はサザビーズのオークションで売買される。
1999年、ニューヨーク・ソーホーのギャラリーデビューをきっかけに渡米、ニューヨーク滞在中には膨大な作品を制作、『スケッチブック』シリーズにとりかかることになる。また翌年も同ギャラリーにおいて個展を開催して帰国後も東京での作品を撮り続け、ニューヨーク・チェルシー地区にある写真画廊(Sepia International)と作家契約を結ぶ。
2001年、ニューヨーク・チェルシーでの作品展「Sightlines」はニューヨークタイムズにも取り上げられ、2002年1~3月にわたって開催された企画展「Dream Street」ではドアノー、サラ・ムーン、ロバート・フランクらと共に、作品が紹介され、ビレッジボイス等で高い評価を受ける。
また、日韓文化交流年記念事業として、2002年10月に韓国・済州島と東京・市ヶ谷にて作品展を開催し、11月に六本木ZONE(森ビル)にて行った済州島映像展が話題を呼ぶ。
2003年、産経新聞主催『大村克巳作品展/ビルジニー・デデュー』を開催し、作品集の出版とDVDの映像を監督している。
2004年、携帯サイトからのモデル募集を企画し、ラフォーレ原宿『Katsumi Ohmura Photo Exhibition/Tokyo Venus』を開催。
2005年福山雅治15周年プロジェクト作品集『伝言(集英社)』を出版。写真展『伝言 福山雅治×大村克巳』全国巡回(東京、札幌、福岡、名古屋、広島)。観客動員数6万人。DVD『福山56』発売。
2006年12月、福山雅治『記憶の箱庭』作品展(六本木ヒルズ森タワー52F・森アーツセンター
2007年2月ニューヨーク・チェルシーにおいて、草間弥生、杉本博らと作品展開催。
2007年7月植田正治写真美術館「出逢いの記憶」(グループ展)開催。
2008年長崎県美術館にて、「福山雅治~残響~」作品展を開催。写真集『POATRAIT-被写体 福山雅治を捉えた写真家たち-』(PARCO)を出版。
2008年11月、パリ写真月間に作品を出品。
2009年4月、銀座RING CUBEにて『ZERO写真展-photo by KATSUMI OHMURA』を開催。
2010年10月、銀座RING CUBEにて『ZERO写真展 2010』を開催。
2011年The AIPAD Photography Show(ニューヨーク)に出品。
2012年3月、銀座RING CUBEにて『ZERO写真展 2012』を開催。また同年6〜7月、横浜放送ライブラリーにて『ZERO写真展 2012 YOKOHAMA』を開催。